筋力に加えて視覚能力を上げることで、歩きやすくなる
こんにちは!横浜市中区本牧原バス停前にある横浜筋トレスタジオのパーソナルトレーナー宮原崇です。
時間の流れがあっという間に感じている今日この頃ですので、貴重な時間をどれだけ良い時間を過ごせるかで幸福感の大小も変わってきます。今日も人に恵まれ充実した1日で気がついたら、あっという間に夜です。本日最終セッションのクライアントさんが来る間にこのブログを書いております。
さて、「歩く=筋力向上が必要」ということは認知されていると思いますが、実は筋力を向上させただけでは歩行動作は改善されません。しかし、筋力向上だけが歩行動作改善と認識している運動指導者も多くいらっしゃいます。地球の重力下において筋力はある程度加齢と共に必要な要素ではありますが、歩行は赤ちゃんのハイハイから始めとする発達学においても、もう少し必要な要素が含まれております。
今回は「視覚」において、歩行とどのような密接な関係性があるのかを一緒に学んでいきたいと思います。
人には「視覚情報」というものが存在しています。視覚からの情報によって、状況判断を行い身の安全となる使い方を自然と行っており、80%以上は視覚からの情報だと言われておりますので、視力の良い悪いはもちろん大切なのですが、視覚機能が正常に働いていて両側の眼球運動、機能が正常から逸脱していないかを確認することはとても大切な考え方であります。
歩く上で視覚は前庭感覚、体性感覚と共に大活躍する部位であり、視覚は身体と外側環境の関係性を脳に伝える役割を担い、前庭感覚は重力や歩行スピードという情報を認知して、体性感覚は足底と地面の関係性を認知して、全てが統合することで身体の動かし方をコントロールしています。
これらが一つでも苦手なものがあったりすることで、歩行のメカニズムを崩して、いくら意識したところで長く良い歩行状態はキープできません。つまり、上記の三つのシステムは意識して行うものではなく、無意識に行えることが理想となります。
特に今回のテーマである「視覚」は外的環境における情報取得において80%以上も占めておりますので、ここの能力が低下すると歩行において、必要以上に労力が生じてしまいます。
元々私たちには「周辺視野」という能力が備わっており、動物と比較してもかなり広範囲にものを見ることが出来ます。
直視している状態でも横は130度、上下は60~70度は視界に入ってきます。
ちなみに、子供は12歳前後になるまでは横の視野は90度くらいしか広がっていないので、小さいお子さんが探し物をしている時は優しく一緒に探してあげましょう。
この「周辺視野」が実は歩行時において、足を前に踏み出した時にかかとで地面を正確に捉えることができるの大きなキーポイントとなります。
周辺視野が狭くなることで、踵が地面に接地する時にグラグラして、かなり歩行に不安定感を与えますので、視覚に問題がある場合は適正なメガネ処方や眼球運動のお勧めをしております。
そろそろ時間となりましたので、本日はここまでとさせていただきます。
体験をご希望の方は60分7,500円ホームページよりお申し込みください。