腰痛は眼を機能を正しく鍛え直しましょう

「腰が痛い」「肩が凝る」「姿勢がわるい」「膝が痛い」などのお悩みを持つ場合、多くの方が患部に対して何をしようとします。

例えば「湿布を貼る」「マッサージをする」「注射をする」「痛み止めの薬を飲む」などです。

もちろん、それらも必要な要素ではありますが、大切なのは根本的な原因はどこにあるのか?

という事を考えていくことが大切だと私は思います。

運動療法においては「筋肉」「関節」「骨」などに問題があるのではないか?

とも考えられがちですが、もっと根本的に人の機能がきちんと働いているのか?

と考えた方が答えは見つかりやすいかもしれません。

具体的には、身体に備わっている「視覚」「前庭覚」「体性感覚」という機能がきちんと働いているかどうかを見極める事が大切です。

特に現代人はスマホやパソコンなどのデジタルデバイスが欠かせない生活をしていますので、この「視覚機能」に歪みが生じると、身体における様々な不調を来します。

ここでいう「視覚」という言葉は、「視力」とは意味が違います。

視力は遠方のものを見えるか、見えないかを表現する時に使います。

視覚とは「見ているものを正確な情報として捉えらているかどうか?

という意味合いを持っています。

例えば、並行な地面の上を歩いているにも関わらず、歪んで見えた場合は「誤った視覚情報を取得している」ということになります。

意外だと思うかもしれませんが、私が普段接している中高齢者の方で「腰が痛い」「首肩が痛い」と訴えるみなさんは「誤った視覚情報」が日常化されています。

ただし、いきなり「視覚機能の向上」を運動療法で行っても上手くいきません。

この前段階として「体性感覚」のフェーズで立っているとき、移動している時の「重力」「床反力」が正しくインプットされているかが大切であります。

この段階を飛ばして、視覚機能の向上を図っても身体の過緊張を更に生み出すだけになりますの、順番がとても大切であります。

今回の記事をまとめますと、身体に不調に対して原因を突き止めずに「筋力向上」「柔軟性向上」とやみくもに行っても問題解決にならないどころか、痛みの原因である「身体の過緊張」を生み出すに可能性があります。

スマホやパソコンで仕事や日常生活を送って、運動不足を感じてジムで座って筋トレ、ランニングマシンを行っても「視覚機能」は向上しませんので、全く無駄ではないですが目的に対して無駄な努力になる可能性は高い、という事を覚えておいてください。

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