糖質の考え方
こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
ダイエットを行う際に「2ヶ月でマイナス10キロ!」という宣伝文句に魅力を感じてしまう方も多いと思いますが、現実的に考えてそれが達成されたとしても、果たしてそれは健康的なダイエットなのか?と考えるべきであります。
たまに毎日大量の飲酒をしているにも関わらず「1ヶ月で5キロ痩せたい」という方がいらっしゃるのですが、現実的に難しいということをお伝えします。
ダイエットの基本原則は「緩やかに行う」事であり、何事も焦るほど良いことはないかと思います。
ダイエットの3つの絶対条件というのがあると昨日紹介しましたが、その中に「血糖値を適度に低く保つこと」が大切だとお伝えしました。この血糖値を維持する為には「糖質」であります。
人が口から糖質を入れることで、身体の中で貯蔵される働きが生じます。
貯蔵する為には当然「器」が必要となります。この器の役割が「筋肉」と「肝臓」となります。
筋肉に貯蔵されている糖を「筋グリコーゲン」、肝臓に貯蔵されている糖を「肝グリコーゲン」と呼びます。
「筋グリコーゲン」は筋の収縮の為に必要とされており、人によって筋肉量は違いますので貯蔵できる量も個人差がありますが、一般的には300~500gとされております。
「肝グリコーゲン」に関しては、血糖値の調整の為に使用されています。分かりやすい例ですと、頭がぼーっとした時は血糖値が下がっていますので、肝臓に蓄えられた糖が排出されるようになっています。肝臓で蓄えられる糖は男女差もありますが、約80〜120です。
これらのことを踏まえますと、必要以上の糖質の摂取は貯蔵できる器からはみ出ることになります。特に肝臓からはみ出た糖質は内臓脂肪としてお腹周りに脂肪が付くことになります。
つまり、ダイエットを行うのであれば適度な糖質のコントロールが必要となります。
「運動してれば痩せる」「運動してるから何を食べても良い」というわけではありませんので、身体のメカニズムを考慮した食事を行うことがおすすめです。
健康づくりの参考になれば幸いです。