ダイエットとビタミン
横浜本牧原にある横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
肥満症になる多くの方が偏食や過食によって、質的な栄養不足に陥っていることでビタミンやミネラル不足に繋がり、様々な疾患の原因となっています。人は多くのビタミンを生体内で作ることができないので、どうしても食物からの摂取が必要となります。通常はバランスが取れた食事内容である「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」が含まれている栄養素を摂取できていれば、問題はないでのすが、肥満傾向の人は「炭水化物だけ」などの偏りがありますので、ダイエット開始時には、必要な栄養素の見直しが痩せるための第一歩となります。
ビタミンには「水溶性ビタミン」「脂溶性ビタミン」の2種類が存在しています。ビタミンB、ビタミンCが水溶性ビタミン、脂溶性ビタミンはA、D、E、Kとなります。2つの特徴として、水溶性ビタミンは消化管粘膜から楽に吸収されていくのですが、腎臓から直ぐに排出されてしまうので、体内で過不足にならないように意識をしていく必要があります。一方で、脂溶性ビタミンは食物中の脂質と共に消化・吸収されていきます。脂溶性ビタミンは体内で過剰摂取されていくと、体調不良にも繋がりやすいので、気をつけていきたいところです。例えば、黄色野菜や肝油、バターが含まれているビタミンAの過剰摂取は「食欲不振」「下痢」「頭痛」に繋がり、肝油、卵黄、バター、魚肉、干し椎茸などに含まれているビタミンDの過剰摂取は「カルシウム沈着」「腎不全」、緑色野菜や腸内細菌によって合成されるビタミンKの過剰摂取は「消化器系の機能異常」「貧血」を招きやすくなります。
何事もバランスが大切ですので、各ビタミンが身体にどのような影響を与えるのか、ということを頭の片隅に入れておくだけでも食事の選択が楽しくなり、ダイエットも成功しやすく健康な身体が手に入るかもしれません。何かの良いきっかけ作りになれば幸いです。