ダイエットと悪い脂肪細胞
横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。
このブログをご覧いただきありがとうございます。
原因がわからない身体の不調として、考えられる要素の一つが脂肪細胞の肥大化です。
なぜなら、脂肪細胞が必要以上に肥大化してしまうことで「悪い脂肪細胞」になってしまうからです。
悪い脂肪細胞というのはインスリン抵抗性の要素を備わっており、様々な病気を寄せ付けてしまうデメリットがあります。
昨日の繰り返しになりますが、通常、脂肪細胞は血糖を下げる為に血中の糖を取り込み、脂肪に変換して細胞内でエネルギーとして蓄えています。
しかし、必要以上に溜め込むことで肥大化してしまった細胞細胞は糖を取り込みむことをやめてしまいます。
それですと、体内で血糖を取り込む役割が減ってしまいますので、脂肪細胞からインスリン抵抗性であるTNFαが分泌されて、脂肪細胞から脂肪酸を放出して、糖を再び取り込む働きをしますが、良い脂肪細胞である小型脂肪細胞にまでインスリン抵抗性であるTNFαを放出させてしまいます。
ちなみにインスリン抵抗性というのはインスリンから「血糖値を下げる為に、脂肪細胞たちよ、糖を取り込んでくれ」という協力要請に対して、無視をする役割があります。
そういった意味では良い脂肪細胞も悪い脂肪の仲間になってしまいます。
こうなると病気を引き起こすインスリン抵抗性である因子を沢山分泌されますので、健康面で考えても脂肪細胞の肥大化はとてもリスクが多くなりますので、「ズボンが入らなくなった」という見た目だけの問題で捉えるとなんだか大したことがないようなイメージですが、実は健康面では様々な病気の進行が進んでいる可能性があることが知られています。「〜にコミット」的な要素でダイエットに取り組むことも必要ですが、人生の質を落とさない為にも脂肪の蓄積に対する観点を変えていことが必要かもしれません。
少し長くなりますが、悪い脂肪細胞は更に炎症を引き起こす働きがあります。
肥大化した脂肪細胞はインスリン抵抗性であるTNFα以外にも「MCPー1」というタンパク質を放出します。
MCP-1は細胞内のパトロール役である「血中マクロファージ」を脂肪細胞に呼び寄せます。
肥大化した脂肪細胞はTNFαを通じて脂肪酸を放出させていますので、それを受けたマクロファージは活性化します。
活性化したマクロファージもTNFαを放出します。
それを受け取った脂肪細胞は更に脂肪酸を放出して、それを受けたマクロファージは更に更に活性化されていきます。マクロファージ自身もMCP-1というタンパク質を放出してしまうので、自ら多くの脂肪組織を活性化させてしまいます。
これをエンドレスに繰り返してしまうことで、炎症発生物質であるマクロファージが多く増殖してしまうことで、体内は慢性炎症状態が始まり、様々な疾患を引き起こします。
年齢が若ければ若いほど、身体が元気なうちに肥満の予防は健康づくりにおいて必要な要素をご理解いただけたかと思います。
本日は以上です。