青魚の油と乳酸菌の効果とは

横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上・歩行改善」「筋トレ」「ピラティス」「野球サポート」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。

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慢性炎症を「細胞膜」にアプローチしていく場合のポイントをお伝えいたします。

摂取する脂肪酸の質によって、細胞膜の機能は変わってきます。

特徴としては細胞膜の柔からさに変化が起きてきます。

細胞膜の柔らかさがあることで、様々な受容体を埋め込むことができます。

また、細胞膜にあるリン脂質のリンに対して、ホスホリパーゼという酵素が働くことによって、リン脂質が切り取られて、エイコサノイドとしての働きを持つようになります。

このようにリン脂質が切り取られることによって、各脂肪酸ごとに炎症の調整を行うことができるようになります。

副腎疲労と密接な関係性を持つ「炎症」のコントロールに対して、関係性が深い脂が「EPA・DHA」となります。

青魚に含まれるEPA・DHAは炎症を抑える作用がありますが、逆に炎症を促進する物質が「アラキドン酸」です。

アラキドン酸は2系統エイコサノイドを分泌させることで、炎症の誘発に関与します。

肉類や乳製品にもアラキドン酸は入っていますが、炎症を引き起こすレベルの量ではありません。

炎症を引き起こすものとして、料理に使用されるサラダ油、ゴマ油、ひまわり油などのリノール酸が豊富に使われることが原因となりやすいです。

一方で、EPAは3系統エイコサノイド、DHAはプロテクチン、レゾルビンを分泌させて炎症を収束させる作用があります。

EPAとDHAの1日の必要量は合計2000mg必要ですので、現実的にサプリメントで摂取するのがお勧めです。

このほかに、善玉菌は炎症物質を誘発させるリノール酸を炎症抑制の代謝産物に変換させることがわかっています。

メカニズムとしては、小腸内の乳酸菌が水酸化脂肪酸=HYAを代謝することで、炎症物質であるTNF-α受容体が出現しないように抑えることができて、更に腸に異物が侵入しないための大切なタイトジャンクションを閉じる作用ももたらすことがわかっております。

このように栄養からアプローチをきちんと行えると、健康づくりに役立たせることが多数ありますので、参考になさってください。

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