睡眠と体内時計

横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

睡眠は説明するまでもなく、生命活動をしていく上でとても大切な行為であり、これをおろそかにすることで、身体へ様々な影響が起きてきます。例えば、集中力不足、倦怠感、内臓の不調、精神疾患など、健康とはかけ離れた状態になります。現に睡眠に関する書籍は本屋に沢山並ばれ、枕やベット、布団など快眠に関するツールも沢山販売されています。それだけ、睡眠の質に対して感心を持たれている方が多く、悩みの種であることは間違いないと思います。

パーソナルトレーニングセッション後も「今日は沢山運動したからよく眠れそう」というお声をいただくことも、多々あります。皆さん、無意識に睡眠が大切だというは理解されているようです。そこで、睡眠に関して大切な要素として、やはり自律神経は欠かすことのできないものであります。ご存知のように、交感神経は興奮したり血圧を上げたりして、夜の悩み事や運動、液晶画面を見るなどでは交感神経が優位になり、なんとなく眠りが浅くなり、瞑想や笑い、リラックスなどでは副交感神経が優位になり、睡眠の質を高めてくれます。

これらの睡眠と覚醒のリズムというもので大切になってくるのが「サーカディアンリズム(概日リズム)」と呼ばれています。

馴染み深い言葉ですと、体内時計をイメージしていただければ分かりやすいと思います。海外旅行で起きる時差ボケは、まさにサーカディアンリズムが崩れた状態であり、これを戻すことで睡眠の質が正常になります。

起床後、太陽の光を浴びることで、視覚から脳の松果体に刺激がいくことで、全身の体内時計を整えて、交感神経が優位になり、活動的になるのが約25時間の時計遺伝子を持つ私たちにとっては、自然なことであります。これが仕事の関係によって、昼夜逆転になると本来のメカニズムが違ってくるので、身体に対するケアーがより一層考慮が必要になります。睡眠時に大切なメラトニンホルモンを分泌させる為にも、日光浴というのはサーカディアンリズムを整える上でも大切な行為となりますので、1日10分でも意識してウォーキングを行って見てはいかがでしょうか。

本日は以上となります。