ふらつき改善トレーニングの原理原則

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

「頭のふらつき」「歩行中の不安定感」「歩行中の過緊張」において、椅子を座ってのエクササイズによるスクワット運動だけではこれらの改善は見込めないかもしれません。

なぜなら、よく行われる椅子でのスクワットは「筋力」のみにしかフォーカスをされておりません。

スクワットを行うメリットは「耳石器」に対する刺激、椅子から立ち上がる座るということに伴う「重心の移動」を習得する事が可能であります。これに加えて頭もしくは胴体の回旋を伴う運動もお勧めです。

前庭覚のトレーニングを行う上で「痛みがでない動作」「痛みのない速度」「痛みのない可動域」「脳神経を促通させる為に背筋を伸ばす」「集中出来ないと熟せないエクササイズを行う」「リラックスできる環境設定」というものが基本原則となります。

特に「背筋を伸ばして行う」事は小脳、大脳皮質の活動に繋がりますので非常に大切な要素となります。

人間のパフォーマンスを向上させるこのような前庭覚のトレーニングは元々「前庭リハビリテーション」と呼ばれておりました。

1940年代に、CawthrneとCookseyによって最初に報告されており、主に「良性発作性頭位めまい症」「前庭神経炎」「メニエール病」「加齢」などによる身体の機能不全を改善する目的で考案されました。

実際に「めまい」「ふらつき」などの症状はVOR=前庭動眼反射、VSR=前庭脊髄反射によっての機能障害によるものが多く、これらを改善する事で様々な症状が改善される事がわかっております。

このトレーニングは「めまい」や「ふらつき」などの方だけではなく、健常者でも姿勢や日常生活動作の改善、スポーツのパフォーマンス向上にも有効的であります。

前庭システムの訓練は全部で6つ存在します。

「バランス訓練(両足・片足・歩行)」「三半規管訓練」「耳石器訓練」「プライオメトリックス」「頭位置換法」「統合エクササイズ」

これらを環境や症状に合してトレーニングをしていく事が大切であります。

「歩行に自信がない」「いつも転ばないようにおそるおそる歩いている」「将来寝たきりになりたくないけど、具体的な方法がわからない」という方は、体験のお申し込みをお待ちしております。

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